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矢方美紀26歳「最近は『胸の再建手術、しなくてもいい』と思っています」

元SKE48メンバー矢方美紀インタビュー #2

2018/11/13
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「好きな人います。片思いです」

──矢方さん「片思い」されているんですよね。「好きな人います。片思いです」というイベントでの発言が話題になりました。

矢方 あの部分だけ取り上げられてニュースになったのは驚きました。ちゃんとおつきあいしている恋人がいたとか、結婚が決まったとかではなく、ただの片思いですよ。しかも、相手は私が片思いしていることにまったく気づいていないのに……。

 

──デートされたりしているんですか?

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矢方 そんな感じじゃなくて、友達っていう風にしか見られていないんだと思います(笑)。女性ファンの方からは「美紀ちゃんがそんな恋してるなんて嬉しい。応援するから」と言っていただいたり、男性ファンの方からも「幸せになってほしいから応援します」などとお声をかけていただいたりしてすごく嬉しいんですけど、悲しくなるくらいエピソードが何もないので、これはどうすればいいんでしょうか(笑)。

──でも矢方さんの発言は、病気だから恋愛や結婚を諦めなきゃいけないと落ち込んでいる方には励みになったのでは。

矢方 そうだといいですね。恋をするのは自由だと思っているので、もしこれで実れば、同じ病気をされた方にも「ちゃんと恋愛できる」というのを伝えられるのかなと思います。6月に生まれて初めて、友だちの結婚式に出席させてもらったんですけど、花嫁さんがキレイで幸せそうで、すごい感動しました。私も6月が誕生月なので、いつか自分も結婚するなら6月にしたいです。

 

──常に前を向いて、明るく、楽しく、ですね。

矢方 病気になって、一瞬一瞬を大事にしなきゃ、と思うようになったんです。あたりまえの毎日がすごくありがたいということに、今さらながら気がついたというか。病気になったから、おしゃれも恋愛もできないと諦めてしまうのは簡単ですが、今は医療やアピアランスサポートも充実して、不可能を可能にしてくれるところも増えたので、上手に利用しながら、プラスに変えていけたらいいなと思います。

やかた・みき/1992年生まれ。名古屋・栄に誕生したアイドルグループ・SKE48のメンバーとしてデビュー。「チームS」のリーダーを務めた後、2017年2月に卒業。現在はZIP-FM 『SCK』のアシスタントのほか、テレビ番組やイベントでレポーターやナレーターとして活躍するほか、自身の経験をもとにした講演や番組出演など、幅広く活動している。

写真=末永裕樹/文藝春秋

矢方美紀26歳「最近は『胸の再建手術、しなくてもいい』と思っています」

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