文春オンライン

「箱根駅伝はどうせ青学でしょ」と思っているあなたに送る「勝敗以外の楽しみ方」

2018/11/17
note

SNS的注目は城西大・荻久保選手の“手袋問題”

 SNS的に注目すべきは城西大学・荻久保寛也選手の「手袋」ですね。

 今、駅伝はツイッターとセットじゃないと楽しめない時代になりました。現地観戦でもテレビ観戦でも、当然すべての場面をフォローすることはできないので、いまどこで何が盛り上がっているのか知るためにはツイッターがいちばんいいんですよね。選手も運営もファンもスポンサーもツイッターを駆使しているので、情報収集にも最適です。

 城西大の荻久保選手は、全日本の2区で、数々のスピードランナーを押さえ区間賞を獲得して話題となった選手です。

ADVERTISEMENT

 しかし後日、別の意味でも話題になりました。全日本大学駅伝事務局のツイートで流れてきた「忘れ物の連絡」です。そのなかに、白地に赤でマークがついているニューバランスの手袋がありました。

「これは誰のだ?」となったところで、同じ城西大の金子元気選手が「荻久保が投げて無くした手袋あるやん笑」とリツイート。無事に見つかったという心あたたまるニュースがありました(笑)。

 これで荻久保選手=手袋という振りができたので、箱根駅伝で好走する荻久保選手がもし手袋を外したら、「#無くすなよ」などとツッコミがツイッターを駆け巡るはず。箱根の楽しみがまたひとつ増えました。

 ほかにも楽しみ方はたくさんあります。例えば「1区をスタートして一番最初に読売新聞の角を曲がった選手が区間賞を取る」という、西宮神社の福男みたいな都市伝説があるのですがそれは本当か。また、21年間更新されていない8区の区間記録を誰が破るのか。などなど。そういった楽しみ方をもっと知りたい方は『あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド! 2019』を手に取っていただければ。みなさんも箱根駅伝で、勝ち負けだけではない楽しみ方を見つけてください。

構成/モオ

「箱根駅伝はどうせ青学でしょ」と思っているあなたに送る「勝敗以外の楽しみ方」

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー