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願いを込めて良い年に! 『開運初詣』平成31年寺社ガイド〈関東編〉

寺社いろいろ、ご利益いろいろ、初詣へ行こう!

2018/12/26

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平成30年は“記録的”という言葉に震えた1年。その言葉のあとには豪雨や台風などが続き、被害も甚大だった。平成31年はこの言葉が耳目を集めることのないよう、心静かに手を合わせ、平穏な1年を願おう。

いまさら聞けない初詣の基礎知識~トリビア編~

日本由来は1人だけ? グローバルな七福神

 
 

 七福神とは、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋の七神。年始に御開帳を行うところが多いことから、七福神巡りは日本の新年の恒例行事でもある。ところが、この中で“日本出身”の神様は恵比寿様だけという意外な事実が。大黒天と毘沙門天、弁財天はインドのヒンドゥー教、福禄寿と寿老人は中国で道教、布袋も中国で仏教なのだ。さすがは八百万の神がいる和の国ニッポン。グローバル化は古代から、進化ならぬ“神化”していたのだ。

意外な動物に驚きも。神の使いは吉祥の象徴

 
 

 社殿の入口に鎮座する狛犬やお稲荷様に祀られる狐など神社に縁のある動物の多くは神の使い・神使(しんし)として尊ばれている。伊勢神宮で鶏が放し飼いにされていたことは有名。狛犬ならぬ狛鼠や狛兎、新年の干支の狛猪もあるのだから面白い。意外な動物といえば毘沙門天の使いとされるムカデ。百の足を備え、前進のみで後退しないことから戦勝の神、またアシ=お金が集まる意味で財宝の神とも称される。いつも詣でる境内にも意外な神使がいるかもしれない。

実はイカだった!? 庶民の心意気が発祥の凧

 
 

 “もういくつ寝ると〜♩”と歌にも出てくる凧揚げは正月の風物詩。「立春の季に空に向くは養生の1つ」と古い言葉にもあるように年の初めに子どもの無事な成長を祈る儀礼的意味合いがある。ところでこの凧揚げ、江戸時代には「イカのぼり」と呼ばれ庶民の間で大流行したという。人気が加熱して落下事故や喧嘩が相次ぎついに禁止令が出る事態に。その際「揚げているのはイカじゃなくタコだ」と言い逃れしたのが凧の始まりだとか。文字通り江戸っ子の意気地とシャレの効いた遊びなのだ。

門松に込められた天下人家康の執念とは

 
 

 晴れやかな新年の玄関を飾る門松。冬でも枯れず青々と繁る松や竹は不老長寿や清浄の象徴としてまた、五穀豊穣を司る年神様が迷わないための目印とされてきた。興味深い逸話として伝わるのは、かの天下人・徳川家康にまつわるもの。門松の竹の先端を斜めに削ぎ落としたのは家康が初めとする説だ。生涯に一度惨敗を喫した武田信玄との戦を悔やみ、竹を武田に見立て次は勝つとの決意を込めたのだという。結果、天下泰平の世を叶えたのだから、門松はやはり招福のしるしと言えるだろう。


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