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元アイドリング!!!遠藤舞の告白「25歳がアイドルの限界だった」

遠藤舞さんインタビュー#1――アイドル戦国時代を振り返る

2018/11/25

自分の歌がアイドル楽曲に向いていないなと……

――アイドリング!!!は段々とライブが増えていって。遠藤さんの歌唱力が発揮されていくわけですよね。

遠藤 いや、そんなことはなくて。早い段階から自分の歌がアイドル楽曲に向いてないなとは思っていたんです。上手い下手じゃなく、自分が歌うと浮いてしまう。だから、あえて平坦に歌ったり、レコーディングではすごく気を遣ってました。

――でも、Dメロは必ずといっていいほど遠藤さんが歌うなど、自分の声がアイドリング!!!の曲に欠かせないものになっていくわけじゃないですか。

遠藤 私は自己評価が高くないので、「この曲に私の声は合わないんじゃないか」と思うこともあったし、ディレクターさんに電話して「バランスが悪いので、私のパートを減らしてもらえませんか」とお願いしたこともありました。

 

「ドヤ、上手いやろ」みたいな歌手が好きじゃない

――前のポジションに行きたい理由が「歌唱パートが増えるから」というアイドルも多いけど、遠藤さんはそうじゃなかったと。

遠藤 それよりもいいものを作って世の中に評価されたほうがいいじゃないですか。プレイヤーよりも裏方寄りの考え方なのかもしれません。だから、レコーディングは楽しかったんです。

――でも、ライブになるとまた違って。

遠藤 苦手でしたね(笑)。

 

――遠藤さんのソロパートが来た時、会場の「待ってました感」はすごいものがありましたよ。

遠藤 伝わってよかったなと思うこともあって。私、「ドヤ、上手いやろ」みたいな歌手の方が好きじゃないんです。仮にそう思っていても包み隠して歌ってほしい願望があって。自分もそうでありたいとバランスをとってきたつもりなんです。だから、ファンの方に「ドヤ感のない歌い方がいい」と言っていただいた時はホッとした自分がいました(笑)。