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イケメンが「刀」を熱演!? 紅白出場2.5次元ミュージカル『刀剣乱舞』の夢とリアル

なぜビジネスとして成功できたのか

2018/12/02

genre : エンタメ, 芸能

 先日、平成最後のNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表され、あわせて初出場組の記者会見が渋谷のNHKにて行われました。

 デビューした途端、紅白への切符を手にしたジャニーズの王道グループKing&Prince、ISSA以外顔と名前が一致しないDA PUMP、スーパー銭湯での地道すぎる営業が花開いた純烈、今回HYDEとのユニットで出演するYOSHIKIなど、なんともバラエティに富んだ……というか、すでにおせち料理感満載の登壇者たち。そんな中、ひときわ異彩を放つ集団がいたことにお気づきでしょうか。

漫画やアニメ、ゲームを原作とした舞台

 平安時代だか江戸時代だか近未来なのかよく分からない衣装に身を包み、完璧なメイクで登場した彼らこそ、今、エンタメ界でもっとも勢いがある2.5次元ミュージカル『刀剣乱舞』の「刀剣男士」たちなのです!

今年9月、東京ドームにてパフォーマンスを行った『刀剣乱舞』の「刀剣男士」たち

 全身バリバリに決めた彼らを見て「アレって新しいビジュアル系バンドじゃないの?」「声優のユニットだと思ってた」「SEKAI NO OWARIとゲスの極み乙女。の違いがいまだにわからない」など、意識を飛ばした大人たちにはぜひこの機会に「2.5次元舞台」と『刀剣乱舞』について知って帰っていただきたい。

 まずは「2.5次元舞台」とはなにか。もっともシンプルに言うと「漫画やアニメ、ゲームを原作とした舞台」です。遡れば宝塚歌劇団の『ベルサイユのばら』や坂東玉三郎演出、大竹しのぶがマヤを演じた『ガラスの仮面』などもありますが、この呼称のもとになったのは2003年よりキャストを変えて上演され続けているミュージカル『テニスの王子様』(通称・テニミュ)だと言われています。