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全国調査でわかった『賢いお金の遺し方』

幸せ老後のヒント満載 

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人生100年時代の到来と言われる今、幸せ老後を迎えるために大切なことは何か。14,100人を対象にした全国調査から見えてきた、自分自身はもちろん、大切なご家族にとっても幸せな人生を送るための方法とは。

 
 

幸せな人が持っている三要素とは?

 かつては「冷蔵庫」「洗濯機」「白黒テレビ」、現代では「食器洗い機」「ロボット掃除機」「全自動洗濯乾燥機」……時代につれ「三種の神器」の顔ぶれは変わるものだが、生活を便利にし、より幸せで充実した生活を送りたいという願望は普遍のものだろう。

「幸せになるためには何が必要か?」そんな有史以来の命題に対し、大きな手がかりとなる調査が、メットライフ生命により実施された。その名も「老後を変える全国47都道府県大調査」。全国の20〜70代の男女14,100人を対象に、多岐にわたり「幸せ」と「老後」について質問したものだ。

 
 

「この調査では、老後に対する意識、健康、お金、対人関係について聞いていますが、〝今、幸せ〞と答えた方は、健康、お金、友人関係が良好な状態にあることがわかりました。健康とお金は、老後に対する不安要因でもトップ2となっており、いかにここを充実させるかが、幸せな人生を送るための鍵となるのではないでしょうか」と、調査の分析を担当したメットライフ生命の山口ますみ氏。 

 仮に、老後を「定年後」「年金受給開始後」とすると、すでに老後の領域にいる60代、70代の分析では、計画的に老後の備えを行ってきた人達や、金融資産の額が平均に比べて高い人達は、老後への不安度は低いというデータも出ているという。

 こう考えると、幸せな老後の土台として大切になるのは、やはりお金と健康だが、今回はお金、すなわち老後資金にフォーカスして考えてみよう。

老後資金に「家族に遺す」用途を入れる理由

「歳をとっても趣味やレジャーを楽しみたい」、「ゆとりある老後を送りたい」。そう考えるなら、なるべく早く老後資金の準備を始めるのが肝心だ。その際、自分たちが使う資金に目が向きがちだが、家族に遺す用途(相続)まで考えておいたほうがよいと、資産運用や相続に詳しいファイナンシャルプランナーの深野康彦氏は言う。

「そうすれば、ご自身の将来資金の確保と家族に遺す準備を同時に進めることができますし、手法によっては、遺したいと考える金額を少ない資金で用意することも可能です。こうやって、遺すお金が決まることで、老後にいくら使えるかがはっきりし、自らが楽しむことに積極的に使えるようになるのです」

 また、相続の場面では何かとトラブルが起こりやすいと言われる。それを避けるためにも、早い段階で、資産を整理し、誰に何を遺すかを考えておくことが大事なのだ。

家族の未来のために賢く遺す手法を選ぶ

 家族へ遺す主な手法は、生前贈与、生命保険の活用、遺言書の作成、不動産の購入などだ。この中で、前出の深野氏が上手な活用を勧めるのが生命保険だ。

 
 

「相続についてまだ具体的に考えていない場合は、〝相続に生命保険〞という発想がない人が多いのですが、実際に相続対策を行っている人の4人に1人以上が活用されている、賢い方法なのです」

 生命保険は、資産形成、資産防衛、資産継承(相続)のどのステージにおいても、万が一の保障と貯蓄性が得られると注目されているが、特に相続では有利な点が多いという。そのメリットは次の3点だ。(1)受取人を決めておける(2)相続税非課税枠を活用できる(3)スムーズに現金化できる。

「保険は誰にいくら遺すかを予め決めておけるので、相続時の無用な争いを避けるのに役立ちます。もし、同居している長男に、これから世話になることも含めて感謝の意を示したいというのであれば、その分を上乗せしておく方法もあります」(同前)

 相続税対策としては、すべて預貯金で遺すよりも、非課税枠を活用するのがお勧めだ。

 また、相続資産の多くを不動産が占める場合も、現金より生命保険を活用する人が多いという。

「相続税は現金での一括払いが原則で、 相続のあったことを知った日の翌日から10か月以内に支払わないといけません。生命保険金は、預貯金などに発生する引き出しの制限や遺産分割協議など関係なく、金額の制限もなく、スムーズに現金化できるので、納税資金を保険金で用意しておくのです」(同前)


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