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大阪万博 勝利の決め手は「ディープスロート」と「レストラン接待」

歓喜の声を上げる松井府知事ら ©共同通信社

「おーっ、やったー!」

 11月24日、パリで開かれた博覧会国際事務局(BIE)総会。25年万博の大阪開催が決まり、松井一郎府知事らは喜びを爆発させた。

「開催地を決めるのは、BIE加盟国(170カ国)による無記名の電子投票。票読みは難しく、“実弾”も飛び交う厳しい選挙戦でした」

 政権幹部はそう振り返る。

 最大のライバルはロシアのエカテリンブルクだった。

「6月のW杯を成功させて以降、プーチン大統領自ら国際会議で誘致を猛アピール。総会前にはBIEの分担金未納で投票資格を失っていた約30カ国が急に分担金を支払い、資格を回復した。ロシアが肩代わりしたと言われ、安倍晋三首相も『急に投票国が増えて心配』と漏らしました。宿泊先もホテル・ナポレオンの予定でしたが、ナポレオンは戦争でロシアに敗れた。縁起が悪いと変更するほど神経質になっていました」(同前)

 だが日本には、“ディープスロート”がいたという。