アナログからデジタルへ――。音がデジタル化され、オーディオのBluetooth機能が当たり前となった昨今、音楽は一層自由に愉しめるようになった。持ち運びやすくなった音楽に対応して高品質なスピーカーも増えている。今回は至高の再生環境を叶える逸品を紹介しよう。
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Tivoli Audio(チボリオーディオ)
ザ・リッツ・カールトン、エースホテルなど、数々の5つ星ホテルの客室に導入されるほどの名門ブランド。音質の良さはもちろん、上質なウォールナット材を使った温かみのあるデザインはインテリアにもすんなり馴染む。加えてスマートフォンを置くだけで充電できるQI充電機能や調光付きLED照明など、ベッドサイドオーディオにうってつけなBluetoothスピーカーだ。REVIVE ¥49,500/チボリオーディオ(ネイビーズ☎03-5159-5358)
人はなぜ、良い音が欲しくなるのか?
時に癒やし、時に励まし、時に人生をも変える……。音楽には計り知れない力があり、体や心に良い効果をもたらすことは、今や科学的に証明されている。もちろん人によって感じ方は千差万別だが、慌ただしい混沌とした現代において、雑音から離れて音楽に安らぎを求める人が多いのは、もはや必然だ。
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツがそれを証明しているかもしれない。1億円を超えるオーディオシステムを自宅に揃え、昨年の夏と冬には自身が勧める楽曲を配信サービスで公開した。ブログでは「読んで、観て、聴いて、何か楽しいものを見つけてほしい。そして良い休日を!」とも綴る。ITの新時代を切り拓いた実業家の成功の秘訣は、音楽を愉しむ時間にもあるのだろう。
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日本のオーディオメーカーのスピーカーを自ら試聴に来るなど熱心なオーディオファンとして知られるビル・ゲイツ。2005年チャリティーコンサート「ライブ8」にも参加し、音楽の持つ可能性を広げた。ⒸEPA=時事
雑音から離れ、ゆとりある贅沢な時間を
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La Boite Concept(ラ・ボワットコンセプト)
レコード、CD、テレビ、ブルーレイ、タブレット、スマートフォンなど、あらゆるデバイスの音源を高音質で再生。そんな一体型オーディオが奏でる立体的なサウンドは、リスナーの位置や部屋の大きさに関わらず、まるでオーケストラの生演奏を目の前で聴いているかのよう。またケーブルが目立たないよう配慮され、家具と調和するデザイン性も高い。LX TURNTABLE ¥638,000/ラ・ボワットコンセプト(ネイビーズ☎03-5159-5358)
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Braun(ブラウン)
空間を邪魔することなく長く使える、究極の造形美をコンセプトに掲げるデザイン家電のパイオニアブランド。機能美を追求したシンプルでありながら、誰もが目を引かれるような存在のスピーカーだ。深い没入感のある独特のサウンドと高いダイナミックレンジにより、常にクリアな音質を再現する。横置き&縦置きの両方に対応するため、設置場所に困らないのも嬉しい。LE01 ¥297,000/ブラウン(モダニティ☎03-3585-4332)
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source : 文藝春秋 2024年3月号