医食同源。病気の予防には、日々の食事に留意することが最善という考え方だ。がんにならない食生活を研究した結果、つくられた三角形の図。それを発展させた最新リスト。そして“早食い”が糖尿病最大のリスクという驚きの研究結果。まさに「食」こそ健康の要!
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がんを防ぐ「食物ピラミッド」
上の図をご存知だろうか。さまざまな食材の名が、三角形の上に配置されている。いわば“食物ピラミッド”だ。この図、正式には「デザイナーフーズ・ピラミッド」という。
1990年に米国で「がんと食べ物」の関連を調べる大々的な研究「デザイナーフーズ・プロジェクト」が行われた。主導したのは米国立がん研究所。予算は2000万ドルに及んだ。
臨床栄養学や食品工学、遺伝子研究など、専門家たちが分野の垣根を越えて集い、約1600本もの論文を疫学的に研究。その結果、「がん予防に効果がある可能性」が認められた食材を、重要性の高い順に、3段階に分類したのだ。それがこのピラミッドだ。
配置されているのは約40種類の食材。そのうち最上位の枠に入るのは、最も重要性が高いとされたニンニクを頂点に、キャベツ、大豆、生姜、セロリ、にんじん、甘草、パースニップ(セリ科の根菜)だ。
次善の枠にはタマネギや玄米、トマト、ナスなど。最後の枠にはきゅうり、ジャガイモ、あさつきなど。
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source : 週刊文春 2019年11月28日号