《現場写真入手》組織委が抱える五輪オフィシャルグッズ過剰在庫 一部は転売「シャツが1万6000円」

あとの祭

「週刊文春」編集部
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 九月五日に無事閉幕したパラリンピック。しかし、その舞台裏には山と積まれた段ボールが。中には一体、何が入っているのか。

 
 
 

「医療スタッフのためのオフィシャルグッズです。帽子、シャツ、ジャケットやパンツなどが各会場で余り、それらが今、晴海トリトンにどんどん集まっている状態なのです」(東京五輪・パラリンピック大会スタッフ)

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 スタッフの人数を正確に把握しなかったため、医療チームのグッズが過剰在庫になってしまったのだ。各会場は、晴海トリトンへの輸送料を削減するためスタッフに持ち帰らせているという。友人がボランティアスタッフを務めていた女性がこう証言する。

「ある日、友人が大量のオフィシャルグッズを持って帰ってきたのです。『このままだと捨てられてしまうみたいだから、もしあなたも欲しかったらどう?』と色々な人に聞いて回っていました」

無料で配布されたグッズを持ち帰るスタッフ
この会場では、持ち帰る数は無制限とされた
配られたグッズ
配られたグッズ
これを持ち帰った
シューズと見られる
 

 また、規約で禁止されている転売で儲けを得ようとする人物もいたという。

「記念に欲しがる人が多いのか、高額で転売されているケースが目立ちます。業者に通報しても、いたちごっこの状態です。またトリトンは、誰でもいつでも入れるので、グッズをくすねることは簡単。在庫管理も徹底していないので、どれだけ盗られているかもわかりません」(別の大会スタッフ)

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source : 週刊文春 2021年9月16日号

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