自民党がDappi運営会社に支出していた759万円

THIS WEEK「社会」

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 政治

 ツイッター投稿で名誉を傷つけられたとして、立憲民主党の参院議員2人が10月6日付で、都内のWEB会社を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こした。

「ツイッター上で野党議員やマスコミに対し、誹謗中傷めいた投稿を重ねていたのは、匿名アカウントの『Dappi』です。19年6月に開設されたアカウントで、フォロワーは約17万人。立憲議員の発信者情報開示訴訟で、Dappiを運営するのが、『ワンズクエスト』であることが明らかになりました」(政治部記者)

Dappiのプロフィール画面

 同社の設立は01年。民間信用調査会社によれば、従業員15名、昨年の売上高は2億1000万円だ。主にWEBサイトの企画、制作などを手掛けてきたが、

「提訴を受け、ワンズクエストと自民党との関係に注目が集まっています。例えば、東京新聞(10月13日付朝刊)は自民党東京都連がサーバー代などとして数十万円を支出していることを報じました」(同前)

 加えて、小誌が改めて政治資金収支報告書を精査したところ、自民党からワンズクエストへの支出は数十万円単位に留まらなかった。

「自民党東京都連」の収支報告書を遡ると、14年に、資料作成代やWEBサイト制作代として計約120万円を同社に支出していた。

 19年には自民党政経塾という費目で、テープ起こし代と塾生証製作代として約42万円を支出。政経塾は都連が運営する政治塾だ。テープ起こし代や塾生証製作代名目の支出は、16年や17年の収支報告書にも登場する。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2021年10月28日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫