近頃「つまずきやすい」「動くと疲れやすい」と感じることはないだろうか?
心当たりのある高齢者は「フレイル」予備軍かもしれない。運動不足や生活習慣の変化などによって筋力が低下し、足腰の衰えを招いている可能性があるのだ。
フレイルとは加齢に伴い筋力や食欲、心身の活力が低下するなど、高齢者が直面する衰え全般を指す。東京都健康長寿医療センターの調査では、全国の高齢者の8.7%がフレイル。4.08%が、予備軍のプレフレイルだという。
内閣府の「高齢社会白書」によると、高齢者が要介護・要支援認定を受けた理由で最も多いのは「認知症」、次に「脳血管疾患」。だが、その次には「高齢による衰弱」(フレイル)、「骨折・転倒」と続いているのだ。
コロナ禍の外出自粛で家にひきこもっていた人も多いが、高齢者は体を動かさないと即、衰えにつながる。川崎医科大学総合老年医学の杉本研教授はこう語る。
「筋肉は、使わなければ1日単位で落ちます。特に、もともと筋肉量の多い男性がサルコペニア(筋肉が減少した状態)になりやすい」
一方、骨粗鬆症や変形性膝関節症などの関節疾患は女性に目立つという。
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source : 週刊文春 2021年11月4日号