NHK「ニュースウオッチ9」で和久田麻由子アナが休みの日はキャスターの“代打”も務め、注目を集めている星麻琴アナ(30)。
星アナのポジションは「ウオッチ9」のリポーターで、キャスター就任の噂もあった。清楚な見た目で、落ち着いたトーンの声が持ち味の彼女だが、取材は積極的だという。番組関係者の話。
「リポーターは記者とほぼ一緒。朝にテーマを渡され、取材先を見つけ、夜の放送までに仕上げる。事件や災害があればすぐ出張。取材を断られることもありますが、彼女はめげずに次の手を考えていた。『コロナ禍で帰省できずに困っている人を探してこい』とのテーマを出されたとき、必死で学生寮を探し出してきていた」
慶応大学卒業後、2014年にNHKに入局。当時を知る局員によると、
「最初はおとなしく地味な印象。例えば研修のグループディスカッションでも自分の意見を言うより、人の意見に耳を傾けていた」
初任地は岡山放送局。和久田アナと入れ替わりで配属された。高校野球のテレビ中継を一緒にした、仁科昭宣さんが懐かしむ。
「新人なのでミスもしましたが、決してパニックにならず、笑顔で持ち直して、周囲を和ませる方でした」
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source : 週刊文春 2022年3月10日号