2月22日、米ニューヨークでは午後から強い雨が降った。だが、マンハッタン北部のスポーツ競技場「アーモリー・トラック」から出てきた男性は傘もささず足早に歩き、タクシーに乗り込んだ。人生がかかった日の“勝負服”に選んだのは、明るいグリーンのダウンにインナーのデニムシャツを裾からのぞかせるアメカジファッション。スター・ウォーズの悪役、ダース・ベイダーのスリッポンを履き、髪は野武士のようなちょんまげスタイル。
司法試験初日を終えた小室圭さん(30)である。
昨年10月に秋篠宮家の長女、眞子さん(30)と結婚し、米国で新婚生活を送る圭さん。昨夏の初回受験はコロナ禍でリモートだったが、今回は会場に足を運んでの受験となった。同じ試験を受けた受験生が語る。
「試験は9時半からなのですが、私が受けたニューヨーク州都・アルバニーの会場では7時半までには行かなければなりませんでした。初日は論述式で比較的簡単でしたが、2日目のマーク式はかなり難しかったです。リモートでの方がリラックスして受けられるのは間違いないですね」
昨年のデータでみると、2月の再受験組の合格率は約34%。
「アメリカの法律事務所では、通常、受かる前提の弁護士待遇で勤務を始める人が多い。多くの事務所は、司法試験に1回落ちてもチャンスをくれますが、2回続けて落ちるとクビになる可能性が高い」(現地在住の弁護士)
試験会場から出てきた時の表情は一際暗かった。その様子をいち早く報じた英紙デイリーメールも〈信じられないほど落ち込んでいるように見えた〉と書いたほどだ。
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source : 週刊文春 2022年3月10日号