「僕も苦しい時代があったから、文ちゃんに……」
そう告白するのは、映画村の職員・榊原誠を演じた平埜生成(ひらのきなり)(29)だ。
16歳で舞台デビューし、既に芸歴13年の平埜だが、これまでの俳優人生は決して順風満帆ではなかった。
「途中で事務所を辞めたり、大きな舞台に出てもその後は仕事が無かったり。映画に出演後、役が回ってこない文ちゃん(五十嵐文四郎)の姿が自分と重なりました」
だが、多くの舞台で経験を重ね、17年に大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演。今回、朝ドラ初出演を掴んだ。「毎回現場に行くのが楽しかった」と振り返る平埜。そんな撮影現場で一番話した共演者は?
「圧倒的に川栄さんです。休みの日何をしているか、Netflixで何を見ているか、芝居の話も含めて沢山話をしました。川栄さんは返答が凄く素直で面白い。『運動神経いいですか?』と聞いたら、『足めっちゃ速いです』と返ってきたり(笑)」
3月4日放送の「あさイチ」で、川栄は「本郷と2人の時は会話が無く、見かねた平埜が話しかけてくれた」と明かしていたが、
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source : 週刊文春 2022年3月17日号