「アタシ、10年間続いた番組が終わるのって初めてだったから。ああ終わるんだって。それは1番組、フジの番組が終わるってだけじゃなく、テレビというか、メディアの仕組みがすごく変化している中の一つなんだろうな、という思いも込めての『レインボー』なわけよ。クソ記事でね、言い表せるようなものじゃないの! アタシはそうやって考えながら生きてるのよ!」
と、小誌にブチまけるのは、テレビ界の“女王”マツコ・デラックス(49)だ。
現在、7本のレギュラー番組を抱えるマツコ。その1つ、ナインティナインの矢部浩之と共にMCを務めるフジテレビのバラエティ番組『アウト×デラックス』が、3月17日で終了する。
「2013年春にスタート。“ひふみん”こと将棋の加藤一二三九段や、お騒がせ女優の遠野なぎこなど、常識外れの“アウト”なゲストを人気者にしました。ただ最近は視聴率が1ケタ前半と低迷していた。4月からは指原莉乃、いとうあさこらのトーク番組が始まります」(スポーツ紙記者)
マツコは明石家さんまが司会の『ホンマでっか!?TV』を20年に卒業しており、フジのレギュラー番組はこれでゼロとなる。
“事件”が起こったのは3月3日、お台場の湾岸スタジオ――。ここで『アウト×デラックス』、最後の収録が行われた。撮影終了後、スタッフから花束をもらったマツコは、涙ぐみながら、こう挨拶したのだ。
「もう、2度とレインボーブリッジは渡りません」
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source : 週刊文春 2022年3月24日号