「電撃的なキエフ占領は完全に失敗した。ロシアは追い詰められている」
ロシアの諜報機関FSB(連邦保安局)の分析官が書いたとされる内部文書が世界中を騒がせている。この文書を次々入手し、公開を続ける男性は一体何者か。
そもそもFSBとは、
「かつてプーチンも所属していたソ連の諜報機関KGBの後継組織です。国内外にスパイを配置し、収集した情報をクレムリンに報告している。時には暗殺などの破壊工作活動に従事することもある」(国際ジャーナリスト)
3月4日から公開され始めた内部文書には、次のような内容が記されている。
「6月になれば経済が崩壊し、ロシアには何もなくなる。勝利の選択肢はなく、敗北のみだ」
「ポーランドやバルト3国へのミサイル攻撃も視野に入れている」
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source : 週刊文春 2022年3月31日号