〈キーウ、数時間で陥落か〉
侵攻開始当初は各国でそう報じられるほど、誰も予測していなかった徹底抗戦。その背景には何があるのか。
ロシア軍は少なくとも7名の将官が死亡。4月6日には首都キーウからの完全撤退を余儀なくされた。続く14日に報じられたのは、海上戦での“醜態”だった。
〈露巡洋艦モスクワ沈没〉
海上・防空両面での指揮命令を担う旗艦の撃沈。その一報は世界に衝撃を走らせた。
「歴史上、最後に巡洋艦が沈んだのは40年前のフォークランド紛争の時で、プーチンは不覚にも人類史を塗り替えてしまった。これは非常に不名誉なことです」(東大先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠氏)
米国防総省の発表によればウクライナ国産の対艦巡航ミサイル「ネプチューン」が2発命中したという。こうした意外な善戦の裏にはいくつもの“秘密兵器”がある。
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source : 週刊文春 2022年4月28日号