「高齢者の不眠」5つの対策

《早朝、目が覚めるなら》《2度寝は何分まで?》《就寝時間は23時でいい》

「週刊文春」編集部
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 若い頃のように眠れなくなった―― 高齢者の「あるある」だ。高齢者の不眠は現役世代とどう違うか。適切な睡眠時間とは。よい睡眠に繋がる食事や生活習慣はあるか。5人のオーソリティーが5つのポイントを提示する!

 

「コロナ禍で高齢者の不眠が増えた実感はあります。人との接触が減少した上、散歩などの運動もし辛い状況で光も浴びにくく、昼間の活動量が低下したためと考えられます」

 そう語るのは、久留米大学学長で、同大医学部神経精神医学講座名誉教授の内村直尚医師だ。

内村氏

 眠りが浅い、途中で目が覚める、朝早くに起きてしまう……。高齢者が抱える睡眠への不満足感は尽きない。秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座の三島和夫教授もこう指摘する。

65歳以上で、不眠症状を訴える方は6割以上います

三島氏

 不眠が続くと、認知症のリスクが1.2倍高まるという研究結果もある。医療法人RESM理事長で、慶應大学特任准教授の白濱龍太郎医師が解説する。

「眠れないと認知症の関連物質とされているアミロイドβが脳から排出されず、蓄積されてしまう。これがアルツハイマー型認知症の原因となる可能性がある」

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source : 週刊文春 2022年4月28日号

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