小誌が報じてきた芸能界の性加害。すべての発端は被害女優らの覚悟の告発だった。その声は業界の悪しき慣習を炙り出し、映画監督や原作者らを動かすに至った。3人の被害女優が集まり、激動の2カ月と胸中を語り合う。
発端は3月10日発売の小誌に掲載された榊英雄氏(51)の性加害への女優たちの告発だった。全国上映を控えていた彼の2本の監督作品は公開中止になった。
そこから、情報提供窓口であるWebサイト「文春リークス」には多くの告発が寄せられた。中でも、複数の女優から訴えがあったのが、俳優の木下ほうか(58)だった。3月28日、木下は芸能活動の無期限休止を発表した。
榊氏からの被害を実名で、顔を出して告発した女優でアクティビストの石川優実さん、榊氏、木下双方からの性被害を訴えた女優のA子さん、木下に「レイプされた」と告発したB子さんが今回初めて顔を合わせ、互いの心境を語り合った。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年5月5日・12日号