「いい加減にしろよ!」
「問題と思ってないのか!」
去る5月13日、兵庫県警記者クラブで開かれた総会の場は荒れに荒れていた。報道各社から糾弾されていたのは、NHK神戸放送局の事件担当デスクである。
問題となったのは5月5日の朝、NHKが報じた知床遊覧船事故のニュースだ。
「遊覧船の空欄だらけだった無線記録簿を関係者から入手し、運航会社が以前から無線連絡を適切に行っていなかったことを明るみに出しました」(社会部記者)
ところが、この“スクープ”には裏があった。
「記録簿を提供した“関係者”は兵庫県在住の遺族だったのですが、代表取材の幹事社であるNHKに『(兵庫県警の)記者クラブで共有して下さい』と言って渡していた。しかし、受け取った記者はその約束を守らず、単独で先に報じてしまったのです」(同前)
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2022年6月9日号