「カタルシスを求め、どこか劇的な表現の切り口を探していたディレクターはとても悩んでいたと思います」
小栗旬(39)に密着した『プロフェッショナル 仕事の流儀』についてそう語るのは、所属事務所「トライストーン・エンタテイメント」の山本又一朗社長だ。
主人公・北条義時を演じる小栗。大庭景親役の國村隼が撮影現場を振り返る。
「小栗君とは『日本沈没』(TBS)でも共演して、『ずっと一緒の感じがするね』と話していました。彼は、場の空気がどうかなって常に神経を張っている。物凄く気遣いができる役者です」
親交があり、義経の兄・義円を演じた成河(そんは)が続ける。
「旬のリーダーシップは1、2歩引きながらも、確実に皆を引っ張ってくれるところ。周りを見ながら行動する姿は義時っぽくもあった。現場では彼のさりげない声掛けに助けられました」
姫に扮した頼朝を乗せた馬を義時が走らせる場面で1話は始まったが、馬術指導の田中光法氏が語る。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年6月16日号