〈放送番組に出演された方々をさがしています〉

 一般社団法人「映像コンテンツ権利処理機構」(aRma)のHPを覗くと、現在連絡が取れずに“公開捜索”されている役者たちのリストが掲載されている。そこには――。

検事や弁護士など知的な役を好演

 aRmaとは、テレビドラマなどの2次利用に関する許諾申請の業務を担う団体だ。芸能記者が補足する。

「テレビで放送された番組をネット配信したり他局へ販売したりする際、出演している役者には“印税”が支払われる。その際、テレビ局などから依頼を受けたaRmaが、役者の連絡先を探すのです」

aRmaの“行方不明者”リスト(6月9日時点)

 このaRmaが「相当な努力をもって探索したが判明しなかった」場合、HP上に“行方不明者”のように名前が掲載されるのだ。

「現在、リストに名前が載っているのは3500人ほど。ほとんどは知名度の低い役者ですが、今年の4月末に突然、“ビッグネーム”が載ったことで、芸能界界隈で密かに話題になっていたのです」(同前)

 その女優の名は、眞野(まの)あずさ(64)。聖心女子大在学中に「週刊朝日」の表紙を飾って芸能界入りし、NHKの大河ドラマ「徳川家康」や連続テレビ小説「おしん」、テレビ朝日の「はぐれ刑事純情派」などに出演。日本テレビの「弁護士・高林鮎子」やテレビ朝日の「検事・朝日奈耀子」など2時間サスペンスドラマのシリーズ作品で主演を務め、姉の真野(まや)響子(70)と共に姉妹女優として活躍してきた。

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source : 週刊文春 2022年6月23日号