▶︎減らすべきは 利尿剤 鎮痛剤 緩下薬
▶︎あぶない多剤併用チェックリスト
年を重ねると高血圧や糖尿病など複数の疾患を抱えがちだ。いきおい飲む薬も増える。「社会医療診療行為別統計」(厚労省・16年)によれば、75歳以上で7種類以上の薬を飲んでいる人は24.8%にのぼる。
だが、薬が増えすぎると新たな問題が起きる。ポリファーマシー(多剤併用による副作用)だ。銀座薬局の薬局長・長澤育弘薬剤師が語る。
「薬を一度に6錠以上飲んでいると、飲んだメリットをデメリットが上回る可能性が高くなります」
具体的にはふらつきや転倒、物忘れなど。認知症のような症状を呈することも。
そもそも高齢者は薬の副作用が出やすいという。北品川藤クリニック院長の石原藤樹医師が解説する。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年6月23日号