「女子生徒が2人一緒に亡くなったのに、学校からは何の説明もなく、保護者会も開かれていない。田舎の町なので色々な噂が飛び交っており、みんな疑心暗鬼になっています」(保護者)
愛知県東部にある県立X高校の裏山で、同校2年生の女子、A子さんとB子さんが発見されたのは6月4日の午後11時前だった。
「この日、2人とも家を出たまま自宅に戻らず、合流して山に向かったようです。警察と消防が麓から約15分ほど山道を登った先の小さな東屋に駆けつけると、ロープで首を吊っている2人を発見。警察は心中とみています」(地元記者)
警察には「今から死にます」と自殺をほのめかす電話が入っていたため、現場に急行することができたが、間に合わなかったという。
「A子さんはその日の午後、『部活に行ってくる』と告げて家を出ました。普段は家族が車で送るのですが、その日だけ自転車で行ったとか。親同士も連絡を取れる仲で、『帰ってこないですね』と心配しあい、警察にも連絡していたそうです」(A子さんの家族の知人)
6日、高校では全校集会が開かれた。そこで校長は、「2人の生徒が亡くなりました。ご遺族と話し合いましたが、このことは口外しないでください」と生徒に伝えるのみだったという。
A子さんとB子さんは、地元の公立中学校からの同級生で、ともに卓球部に所属する親友同士だった。
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source : 週刊文春 2022年6月30日号