告発文書入手 飯田GHD社長がパワハラと公私混同で“監査”される

「週刊文春」編集部
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〈以下、飯田グループホールディングス代表取締役社長兼井雅史が行っている行為である〉

 5月、冒頭にこう書かれた文書が同社の監査役や創業家へと郵送された。送り主は「飯田グループホールディングス 株主」とある。末尾には兼井雅史(かねいまさし)社長(55)の〈グループ会社を含む取締役の解任等の処分を求めます〉と記されていた――。

兼井雅史社長

 飯田グループホールディングス株式会社(以下、飯田GHD)は戸建て分譲の国内最大手。22年3月期の売上高は1兆3800億円、時価総額は約6000億円を誇り、およそ1万3000人の社員を抱える東証プライム上場企業だ。

「兼井氏は法政大学を中退後、1992年に飯田産業に入社。2006年に同社社長に就任し、昨年4月には飯田GHDの社長に就いた。現在は子会社ファーストウッドの社長や、他の子会社の取締役も兼務している。飯田GHDは今年1月にロシアの木材会社を600億円で買収したことが話題を呼んだが、直後のウクライナ侵攻の影響で、目下最大のリスク要因となってしまいました」(経済部記者)

 飯田GHDといえば、森和彦会長(当時)が華原朋美との不倫写真を18年にFRIDAYに撮られた。19年には小誌が西河洋一社長(当時)の2人の愛人との逢瀬を報じるなど、トップが何かと世間を騒がす会社でもある。

 そんな飯田GHDを率いる兼井氏の言動を厳しく告発しているのが冒頭の文書だ。まず指摘するのは、社員へのパワハラ。文書には、次のような記述がある。

 

〈従前より兼井雅史による従業員へのパワハラが常態化しており、グループ内において相当数の従業員が退職に追い込まれている〉

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source : 週刊文春 2022年6月30日号

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