知的な語り口とは裏腹に、服の下には分厚い筋肉が。「世界ふしぎ発見!」(TBS系)などのMCでお馴染みの草野仁氏(78)に、“肉体作り”の秘訣を聞いた。
「若い頃は特に運動しなくてもお腹は出なかったんですが、50代半ばで背中に分厚い脂肪がついているのに気付いた。これはいけないと思い、自宅にエアロバイクや腹筋台、ダンベルを置くようになりました」
トレーニングの甲斐あって筋力はアップしたが、肝心のダイエットは「油断するとすぐに体重オーバーになる状態だった」という。
「そんな時、テレビ東京で健康番組の『主治医が見つかる診療所』の司会を担当することになりました。これがとても幸運だった。お医者さんの持つ新しい健康法が、どんどん耳に入ってくるようになったんです」
番組は2006年スタートで、当時62歳。「日本人は糖質を取りすぎ。これが高血圧や糖尿病の大きな原因」と盛んに指摘されるようになった頃だった。
「司会をしながら『何言っているんだ、我々日本人は白米を食べないと力が出ないものだ』と心の中では思っていました(笑)。でも、あまりに繰り返し皆さんが言うから、実際にご飯を2杯食べていたのを1杯に減らしたりした。そうしたら、確かに体重が1、2カ月で5、6キロ減ったんです」
それからというもの、食事は変わった。1つは糖質制限。もう1つは野菜だ。
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source : 週刊文春 2022年7月14日号