“記者役”飯豊まりえがずっと読んでいる意外な新聞

「週刊文春」編集部
エンタメ 芸能

 NHK朝ドラ『ちむどんどん』で、当時はまだ珍しかった女性新聞記者・大野愛を演じるのは、女優の飯豊まりえ(24)。

ラジオも「好き」だという

 黒島結菜演じるヒロイン・比嘉暢子が思いを寄せる、宮沢氷魚(ひお)演じる青柳和彦が働く新聞社の同僚であり、婚約者という役どころ。

 

「沖縄はモデルの仕事でも訪れた場所のようで、『台本を読むと無性に沖縄料理が食べたくなる!』とソーキそばを取り寄せたりしたそうです」(NHK関係者)

 芸能界入りは10歳の頃。雑誌『ニコ☆プチ』(新潮社)のオーディションでグランプリを受賞したことがきっかけだった。当時の編集長・山元琢治氏が振り返る。

「オーディションの待ち時間に『脚痛い〜』と言っていたので『大丈夫?』と声をかけるとニコッと笑って。親しみやすく、愛嬌もあるのが魅力でした。進んで前に出るタイプではありませんでしたが、あっという間に人気者になった」

恋敵の黒島と(朝ドラ公式インスタより)

 身長167センチ、股下84センチのスタイルで、「まりえってぃ」の愛称で親しまれた飯豊。役者としては朝ドラ『まれ』やフジの月9『好きな人がいること』などに出演した彼女が、「一生忘れることのない作品」と語るのが初主演映画『暗黒女子』(17年公開)だ。耶雲哉治(やくもさいじ)監督が語る。

「初めて一緒に仕事をしたときから『ここで泣く理由を確認していいですか?』と聞きに来て、スッと役に入り込むのが印象的だった。悪女を演じるにあたり、『怒りの感情が難しい』と苦労していました。責任感も強く、『できないのが悔しい』と涙を流すこともありましたが、見事に演じ切ってくれた」

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source : 週刊文春 2022年7月14日号

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