富田林 46歳祖母「2歳孫虐待死」の裏に「鶏卵大手専務」内縁夫と溺愛息子

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

 周囲を板で覆われた高さ88センチ、奥行91センチ、幅124センチの“檻”。朝食も与えられずに閉じ込められた女児は、室温が徐々に上がる中、やがて泣き叫ぶ力も無くなり、衰弱していった――。

亡くなった優陽ちゃん(父親のSNSより)

 6月29日、大阪府富田林市のUR団地で、小野優陽(ゆうは)ちゃん(2)が熱中症で死亡した。大阪府警は優陽ちゃんの祖母・小野真由美容疑者(46)と内縁の夫・桃田貴徳(ももだたかのり)容疑者(50)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕。優陽ちゃんは真由美の三男・A(20)の長女にあたる。

送検時に俯く小野真由美容疑者
桃田貴徳容疑者

「当日の朝5時、真由美と桃田、それに2人の間に生まれた五男(5)の3人がユニバーサル・スタジオ・ジャパンに車で出掛けた。この際、優陽ちゃんをベビーサークル内に置き去りにしたのです」(社会部記者)

 四男(15)も7時40分ごろに学校に登校。エアコンと扇風機はつけていたが、窓は開いており、この日の市内の最高気温は34.5度まで上昇していた。

「夕方4時頃に帰宅した四男が、口から血を流して体が硬くなった優陽ちゃんを見つけ、慌てて真由美に連絡。真由美は『水をかけて』と指示したが、昼頃には亡くなっていた」(同前)

 優陽ちゃんを“放置死”させた一家は、どのように形成されてきたのか。

 真由美とその子どもたちが大阪府高石市内のアパートに引っ越してきたのは2014年のこと。真由美は四男一女の母親で、Aは中学1年だった。当時の一家を知る真由美の友人が語る。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2022年7月14日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫