中目黒駅のそばにあるカフェSは、玉石混交の投資話が飛び交う場所として、その筋では知られた場所だ。
2019年6月、そのカフェでお笑いコンビ・TKOの木本武宏(51)に熱弁を振るう、Tシャツ姿の男性がいた。ひとしきりその男の話に聞き入った後、木本もこう熱く語り出した。
「芸人として売れることに必死で、金を作ることをやってこなかったんです……」
木本の芸人としてのキャリアが危機に瀕している。
「旧知の芸人らを投資に誘って、7億円に上る資金を集めたが上手くいかず、大トラブルに。司会の番組も打ち切りが決まり、7月23日付で所属の松竹芸能も退所しました。実質的なクビです」(芸能プロ関係者)
大阪出身の木本は相方・木下隆行(50)と、30代半ばで東京に本格進出。だが、コンビでの活動は20年にストップしていた。
「木下が後輩の顔面にペットボトルを投げつけるなど、パワハラ行為で20年3月に松竹芸能を退所。ただ木本は木下との付き合いは続けていて、『TKO、またやりたいなぁ』と周囲に話すこともありました」(同前)
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source : 週刊文春 2022年8月4日号