「永野さんは若手のスタッフにも『よろしくお願いします!』と目を見て挨拶をしますし、とにかく明るい。みんながファンになっていますよ」(テレビ局関係者)
ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系)で主演を務める永野芽郁(22)。スタッフをメロメロにさせる彼女自身にはいま憧れている人がいるという。
ドラマでは高卒ながら教育系スタートアップ企業を立ち上げた若きCEOを演じる永野は、西東京市に生まれた。9歳で芸能界入りし、2017年には『ひるなかの流星』で映画初主演を飾ることに。同作の新城毅彦監督が振り返る。
「当時、彼女はまだ高校生。制服姿でオーディションに現れて『バラエティでひな壇に座りたい』と(笑)。芝居は抜群に上手いし、満場一致で主演に決めた。勘が良くてパッと役に入り込むことが出来る」
18年、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロインとなった。同作で永野の担任教師役を演じ、岐阜ことば指導も務めた俳優・尾関伸次はこう語る。
「彼女は僕との雑談だけで方言をマスターしていました。すぐに方言を使ったアドリブまで完璧にできるようになっていて驚きました。現場で台本を開くことも少なく、『セリフはお風呂で覚えてる』んだそうです」
永野が日本アカデミー賞など数々の主演女優賞を獲得した映画『そして、バトンは渡された』(21年公開)の前田哲監督も続ける。
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source : 週刊文春 2022年8月11日号