「発熱やのどの痛みはほとんどが2〜4日で軽くなります。風邪と大きな違いはありません」
日本感染症学会など4学会が、8月2日に緊急声明を出した。新型コロナ第7波の感染爆発によって、病院には患者が殺到。医療機関のひっ迫を避けるため、軽症の場合は慌てて受診しないように呼び掛けたのだ。
一体、コロナ、特にBA.5の脅威はどれほどのものなのか、専門家に、素朴な疑問をぶつけてみた。
まずは、「感染力」だ。BA.5などのオミクロン株は「感染力が強いが症状は軽い」と言われている。ひまわり医院(東京都)の伊藤大介院長は「感染力」についてこう話す。
「2年前のアルファ株と比べても感染力はケタ違いに強いです。BA.5は当初の新型コロナの株の4倍程度の感染力があります」
一方、BA.5は変異の過程で、以前の株と比べ攻撃力が弱っているともいわれるが、本当か。東北大学災害科学国際研究所の児玉栄一教授が語る。
「単純に弱毒化と結論づけることは難しい」
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source : 週刊文春 2022年8月18日・25日号