隔離期間、全数把握、医療逼迫…コロナ対策、海外はどうなっている?

「週刊文春」編集部
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 日本では毎日20万人前後の感染者を出す新型コロナ。感染者の隔離期間の見直しなどが検討されるが諸外国の対策は、どうなのか。最大の死者を出し続けながら緩和する米、対策ゼロになった英など各国のいまを徹底比較。

 世界で最も新型コロナの感染者数が増えている日本。WHO(世界保健機関)によれば、新規感染者は1週間累計で約147万人と5週連続で世界最多(8月24日発表)となった。全世界の感染者は約530万人だから、4分の1が日本ということになる。

 感染拡大に日本政府は感染者の全数把握を止め、高齢者や基礎疾患を持つ人に限定することを決めた。

 若年層といった重症化リスクの低い人は、医療機関を指定して定期的に報告させる「定点把握」に変更する方向で調整している。

「これまでの新型コロナは『2類相当』に分類され、全ての感染者の氏名や診断情報を報告する義務があった。しかし、第7波の感染爆発が起こり、医療機関や保健所の負担が限界を迎えたため、全数把握を見直すことになったのです」(厚労省担当記者)

第7波で患者が激増した

 この方針に反発を示したのが各知事たちだ。小池百合子東京都知事は、「ここで変えるとかえって混乱することを危惧する」と、当面は全数把握を行う方針を示した。

小池都知事

 日本はこれまで、累計8700万回のPCR検査を行って感染者の確認、拡大防止に努めてきた。ただ、今や、全数把握を行っているのは世界では少数だ。

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source : 週刊文春 2022年9月8日号

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