75歳の壁「腰痛」 食事、座り方、ストレッチで変わる

「週刊文春」編集部
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 大好評「75歳の壁」特集の第7弾。今回は約2800万人、日本人の4人に1人が悩んでいるとされる国民病「腰痛」を特集。寝具やソファーの選び方や筋肉強化法まで、腰痛予防や悪化を防ぐために効果的な方法を紹介する。

 これまで小誌では、脳卒中、心筋梗塞など各疾患のリスクが大きく増加する75歳をいかに乗りこえるかを紹介してきた。厚生労働省によると、75歳以上は脳血管疾患の発症率が、それまでの約3倍、要介護認定も3%から23%に跳ね上がる。女性は75歳、男性は72歳とされる健康寿命を伸ばすためにも、一つ一つの課題を解決し、先に行かなければならない。

 そこで今回、取り上げるのは高齢者の約60%が悩みを抱える腰痛だ。整形外科医でNTT東日本関東病院の大江隆史院長が話す。

「腰の痛みは、命に関わる病気のシグナルの場合があります。ひどい時には、整形外科などの医療機関を受診して、原因を割り出し、適切な医療処置が必要となります。大動脈解離、骨粗鬆症、椎間板ヘルニアだけでなく、ガンを患っている方は、転移も考えられます」

NTT東日本関東病院・大江院長

 腰痛は病気以外の原因でも発症する可能性がある。それが加齢だ。

 特に70歳以降の腰は極めて「痛みやすい」と指摘するのは、アメリカのネマーズチルドレンズホスピタル・リサーチフェローの堀悠介医師だ。

「私自身もかかわった筋肉量と腰痛の関連の調査によれば、体幹の筋肉量は60代までは大きな低下がありません。しかし70代に差し掛かると、急激に低下することがわかりました。筋肉量が低下すると、腰に変形が生じる。それに伴って腰痛が起こるのです」

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source : 週刊文春 2022年9月15日号

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