9月23日に開業した、長崎県と佐賀県の武雄温泉駅(約66キロ)を結ぶ「西九州新幹線」。JR九州の古宮洋二社長は「ついに長崎の地に新幹線がやって来た」と胸を張った。
「コロナ禍に苦しんできたJR各社にあって、22年度3月期決算で営業黒字だったのは、JR九州とJR東海の2社だけ。JR九州は不動産の売却や観光列車などの施策が功を奏してきました。西九州新幹線の新車両『かもめ』も『ななつ星in九州』などを手掛けた水戸岡鋭治氏のデザインです」(JR九州関係者)
ところが、西九州新幹線は肝心要の博多駅と繋がっていない。九州新幹線との接続に必要な新鳥栖―武雄温泉間で、着工の目途すら立っていないのだ。
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source : 週刊文春 2022年10月6日号