エリザベス女王の国葬に出席するため、7年ぶりの外国訪問を決められた雅子さま。いまだ病と闘いながら、どのように準備し、訪英によって体調にどんな変化があったのか。長く皇室を取材する筆者が内幕をレポートする。
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9月20日午後7時半過ぎ、天皇皇后両陛下は英国女王エリザベス二世の国葬参列を終えられて、羽田空港に降り立った。
小雨の中、紺色のスーツ姿の皇后雅子さまは、白いマスク姿の陛下とともに、政府専用機のタラップをゆっくりと降りてこられる。その足取りは、ご出発前よりもしっかりとされていた。
タラップの下で傘をさしかけて出迎える関係者から挨拶を受けられた雅子さまは、終始笑顔だった。9月17日から2泊4日の強行スケジュール。病をおしての往復30時間というフライトの後とは思えなかった。
両陛下にとって、英国行きは悲願でもあった。両陛下はエリザベス女王の招待で、即位後初めての外国訪問先として英国を予定。だが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。
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source : 週刊文春 2022年10月6日号