安倍氏の地元・山口県で、三代にわたって熾烈な勢力争いを重ねてきたのが、林芳正外相だ。その“最大の政敵”が国葬を巡って――。
国葬には海外からも約700人が参列。弔問外交を掲げた岸田首相は30カ国を超える首脳級と個別に会談するなどしたが、
「3日前になってカナダのトルドー首相がハリケーン対応で欠席を表明。結局、G7首脳の参列はゼロでした」(外務省担当記者)
その一方で、安倍氏と縁(ゆかり)が深いはずの要人が“排除”される事態も起きていた。
小誌は、官邸や外務省で共有されている〈台湾からの国葬儀参列者の待遇について〉と題された内部資料を入手した。〈秘〉と記されたその資料には、国葬後に迎賓館で行われる海外からの参列者と岸田首相との挨拶について、こう記されているのだ。
〈議会議長は、現職のみ招待対象との整理に従い、台湾(蘇嘉全前立法院長)は招待しない〉
外務省関係者の解説。
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source : 週刊文春 2022年10月6日号