▶︎片づけが楽になる「残すものノート」の作り方

▶︎女性キッチンの整理は重さと高さで決める

▶︎87歳ユーチューバー「部屋は自分勝手でいい」

 高齢者は当然ながら年々衰え、子供や孫に迷惑をかける。その恐れから、「捨てる」ブームが衰える気配はない。高齢者向けの生活指南本には「捨てること」や「やめること」で、人生が楽になると謳うものが多い。日用品や衣服に始まり、人間関係も整理し「捨てた方が幸せになる」と紹介する。

全部捨てることにはためらいも

 だが、人生100年時代を健康に生きるために、「捨てる」ことは本当に正しいのだろうか。

「断捨離」という言葉が、暴走をしていると危機感を抱くのは、宗教学者の山折哲雄氏だ。

「10年ほど前『断捨離』という言葉が使われだした頃、なるほどと感心しました。モノにあふれた暮らしの在り方を見直すということに共感できたからです。仏教的に考えれば『断つ』『捨てる』『離れる』はどれも欲望から距離を置くための重要な言葉です」

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source : 週刊文春 2022年10月27日号