「三度目の正直」で合格を掴み取った小室圭さん。その裏には、異国の地で奮闘する妻・眞子さんの献身や、勤務先による“特別待遇”も――。昨年7月の試験から、今年10月の合格発表まで実に450日に及ぶ日々を追う。

 

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 色づき始めた木々の葉が、季節が一巡りしたことを伝えていた。

 NY・マンハッタンの一画にあるヘルズキッチン。10月21日午前10時ごろ、閑静な住宅街が異様な雰囲気に包まれていた。テレビカメラを手に提げる者、二段脚立に座りこむ者。いずれも日本人だ。

 秋風の下、彼らが集まったのは、日本の元プリンセスが暮らすマンションだ。この前日、彼女の夫のもとには、ある知らせが届いていた。それは、2日後に31歳の誕生日を迎える彼女にとって、最高のプレゼントだった。

 幸せの絶頂にいた2人がこの日、メディアの前に姿を見せることはなく、遠く離れた横浜の夫の実家も、静謐さを保ったままだった。

 一報が列島を駆け巡ったのは、ヘルズキッチンにメディアが集まる前の、日本時間の10月21日午後3時半すぎ。NHKが〈小室圭さん 米NY州の司法試験に合格〉と報じたのだ。

遂に合格(NY州司法試験委員会HPより)

「圭さんは、パラリーガルとして勤務していた奧野総合法律事務所の奧野善彦弁護士に『弁護士の仲間入りができました』『今後はますます弁護士として研さんを積んでいきたい』などと伝えました」(社会部記者)

 昨年7月と今年2月、二度の不合格を経たことで、圭さんの受験は日本中から注目を集めることになった。

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source : 週刊文春 2022年11月3日号