人口減少、デジタル化、マイナス金利の三重苦に喘ぐ地方銀行。頼みの有価証券投資も急激な円安に伴い、「大幅な利益縮小は避けられない」(地銀幹部)。日銀が10月21日に公表した金融システムレポートでは23年度には邦銀の過半が外債運用で逆ざやに陥り、赤字に転落すると試算されているほどだ。

 そうした中、金融庁幹部らが「地銀の優等生」と口を揃えるのが、ふくおかフィナンシャルグループだ。

「07年に福岡銀行と熊本ファミリー銀行(現熊本銀行)が統合し、長崎の親和銀行も子会社化するなど地銀再編の嚆矢となった広域地銀グループです。さらに20年には、公正取引委員会が長らく難色を示していた長崎の十八銀行と親和銀行の合併も認められました」(前出・地銀幹部)

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source : 週刊文春 2022年11月10日号