中東のカタールで始まったサッカーのワールドカップは、日本がドイツを破るなど試合が盛り上がっていますが、場外では人権問題がニュースになっています。たとえば11月21日に行われた一次リーグB組の初戦。イングランドと対戦したイランの選手たちは、イラン国歌が流れても口をつぐんだままでした。これは、イランで頭部を覆うスカーフ(ヘジャブ)をきちんと着用していなかったという理由で当局に連行された女性が死亡した事件に対する抗議でした。イラン国内で激しさを増す抗議運動に連帯を示すもので、この場面はイランの国営テレビでは放映されませんでしたが、国際試合の競技場は政治的なアピールの場にもなるのです。

 これはイランの問題ですが、開催国カタールについても人権問題が取り上げられています。

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source : 週刊文春 2022年12月8日号