かつて受刑者を暴行死させた名古屋刑務所で、再び不祥事が発覚した。齋藤健法相が臨時会見を開き、12月9日、刑務官22人が3人の受刑者に暴行を繰り返していたと発表したのだ。司法担当記者が語る。

「昨年11月から今年の8月までに、20代から30代の刑務官22人が男性受刑者3人に暴行を重ねていました。いずれも、現在は単独室と呼ばれる“独居房”で行われたもの。小窓から胸倉を掴んで怪我を負わせたケースを筆頭に、部屋に食器を投げ入れる、顔や手を叩く、コロナ対策用のアルコールスプレーを顔に噴射する、尻をサンダルで叩く――などの暴力に及んでいたようです」

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source : 週刊文春 2022年12月22日号