カタールW杯では、グループリーグでドイツ、スペイン相手にゴールを連発。日本代表の決勝トーナメント進出に大きく貢献したのが、FW堂安律(24)だ。「究極のカッコつけなんで、カッコよくいたい」と公言するストライカーが、「夢の舞台」でカッコ良いプレーを見せたかったのは――。
スポーツ紙記者が言う。
「堂安と言えば、“有言実行”の男。大会前から『後半から俺が出て決める』と宣言し、報道陣の前でも『俺を使え』と言い続けてきた。そして実際に本番でゴールを決め、日本を決勝トーナメントに導いたのです」
クロアチア戦はPK戦の末、惜しくも敗退。堂安は試合後のインタビューで、
「いくら強豪に勝っても、歴史を変えることができなければ、すべてがゼロになるとは言いませんけど、全く意味がないです」
と悔しさを滲ませた。
兵庫県尼崎市出身の堂安は、3人兄弟の末っ子として生まれた。地元クラブでサッカーを始めたのは4歳の時。自身も元Jリーガーの兄・憂さんが振り返る。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年12月22日号