今年7月4日夕刻。横浜市鶴見区の住宅街に激しい衝撃音が響き渡った。路地を右折した白のイタリア製高級車「マセラティ・ギブリ」が、道路を直進する車と衝突事故を起こしたのだ。車から降りてきたのは、ものまねタレントの清水アキラの三男・良太郎(34)だった。ところが――。
「自分の車ではないから」
事故処理を終えた良太郎は、そのまま立ち去った。自走不能になったマセラティをレッカー業者に任せたきり、放置していたのだ。
同車をリース契約していた都内の運送業X社が、レッカー業者からその顛末を知らされたのは、事故から約2カ月後のこと。社長のA氏が打ち明ける。
「アキラさんに頼まれ、2018年春から今年春まで良太郎君には当社の下請けとして働いてもらっていた。ですが、今はあの親子に対して、憤りしかない」
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source : 週刊文春 2022年12月22日号