大根仁監督、東出昌大が明かす「ほんとうの長澤まさみ」

「週刊文春」編集部
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「僕が取材を受けていいのか、長澤さんに連絡したところ、『いいですよ。どんな記事になるか楽しみにしています』と言っていました(笑)。本当に優しくて、カッコいい人。深夜の撮影でも、溌剌となさっていることが殆どです。もちろん、疲れている時は溜め息をついたり、なんだか素っ気ない時もある。それでも背筋を伸ばして現場に向かう姿は、『この人と良いものを作りたい』と思わせてくれるんです。それから……」

 小誌の取材にそう語るのは、ドラマ・映画『コンフィデンスマンJP』シリーズで、女優・長澤まさみ(35)と共演してきた俳優・東出昌大(34)だ。

『コンフィデンスマンJP』以来、4年半ぶりの連ドラ主演

 12月26日に最終回を迎えるドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(フジテレビ系)で、冤罪事件の真相を追うアナウンサー・浅川恵那役を熱演している長澤。いまや日本を代表する女優に昇り詰めた彼女は1987年、静岡県磐田市に生まれた。2000年、当時最年少の12歳で東宝シンデレラオーディションのグランプリに輝き、芸能界デビューを果たす。

『エルピス』は間もなく最終回(番組HPより)

 03年公開の初主演映画で、ロボットコンテストを題材にした『ロボコン』の古厩(ふるまや)智之監督が振り返る。

「15、6歳の女優さんは『精一杯頑張ります!』という感じですが、そういう覇気は全くなく、撮影が始まっても『磐田に帰りたいな』とコボしていました。慣れない環境で、本人は結構辛かったと思います」

 長澤は後年、複数のインタビューで「『ロボコン』での経験が女優という仕事について考えるきっかけになった」と語っている。

「彼女には『犬になれ』と伝えました。犬は喋れない代わりに全身で感情を表現する。もっと身体を動かしてごらん、と。そしたらイキイキした演技になり、表情も良くなっていった。印象に残っているのが、実際にロボットを動かす場面です。競技用ロボットは繊細で壊れやすい。壊れて撮り直しになったら、1回250万円くらい損が出ます(笑)。でも、長澤さんは物凄い集中力で一発成功。鉄火場に飛び込む勇気があると思います」(同前)

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source : 週刊文春 2022年12月29日号

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