「いつも最後は1人で乗り越えるのに、あの時のサヤは違っていた。電話を切らない、切れない……」。女優・神田沙也加が35歳の若さで急逝して1年。幼稚園時代からの親友・チカさんは、そう言葉を振り絞るのだった。
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「もう、あれから1年が経つんですよね……。サヤは思いやりのある優しい子でした。夢で会うサヤはいつも笑顔。こんな素晴らしいところがあって、こんな素敵な女の子で、という話もいっぱいしたい。でも……」
小誌の取材に言葉を振り絞るのは、女優・神田沙也加の幼馴染で30年来の親友だったチカさん(36)だ。
昨年12月18日、沙也加が35歳の若さで突然この世を去ってから1年が経った。追悼盤となる2枚のCDもリリースされ、色褪せない伸びやかな歌声に改めて早すぎる死を惜しむ声が上がっている。
「今年の12月18日は、一歩も家から出ずに過ごしました。少し仕事の整理をしようと思っていましたが、頭がグラグラして何も手につかなかった。“あのこと”がなければ、もう少し静かにサヤのことを想う1日にできたのですが――」
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source : 週刊文春 2022年12月29日号