総力取材「ワクチンの“闇”」

「週刊文春」編集部

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 新規感染者は減り始めたとはいえ今も毎日9万人近くが感染し、300人以上が亡くなっている。切り札だったはずのワクチンの打ち控えが広がる中、背景には様々な“闇”が広がっている。その虚実を徹底取材で検証する。

「平時の日本を取り戻していく」

 1月20日、新型コロナの感染症法上の分類を、今春に季節性インフルエンザ並みの「5類」に変更する方針を示した岸田文雄首相は、記者団にこう強調してみせた。

 

 未知のウイルスにより、日常の光景が一変してから約3年が過ぎた。緊急事態宣言や医療逼迫など、数々の危機を乗り越え、われわれはやっと日常を取り戻そうとしている。

 そんな中、まだ燻り続けている大きな問題がある。人々の中に広がるワクチンの“闇”だ。

 

 メリットとデメリットを比較して打つのを控える人もいるワクチンについては、その効果や安全性を疑う声が勢いを増している。

 日常を取り戻し、コロナと共存していくためには、ワクチンに対する正しい知識が必要不可欠だ。小誌は今回、こうした“闇”を、国内外の識者への取材や世界の最新研究結果をもとに徹底検証する。

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source : 週刊文春 2023年2月2日号

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