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2月も下旬となったが寒い日がまだまだ続く。冬から春にかけては、空気が乾燥する時期である。人生100年時代を生きる高齢者にとって日々の生活を苛立たせるのが肌の乾燥だ。
乾燥はただかゆいだけではない。体を守る防御力を低下させると指摘するのは、山王病院(東京都港区)の佐藤佐由里皮膚科部長だ。
「皮膚(肌)は私たちの体の内部を守る非常に重要な臓器です。乾燥から皮膚を守るには湿度45〜60%が望ましいとされます。しかし、冬季は湿度が30%を切る事もある。室内ではエアコンなど暖房器具を使う事で、さらに乾燥してしまうのです」
さらにコロナ禍が肌にも悪影響を与えている。
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source : 週刊文春 2023年3月2日号