今作で監督作は10本目。名俳優でありながら、監督としても活躍中のこの方をお呼びしました。映画への愛の深さは超一級、そこに竹中流の美学がきらりと光る。最後には大御所たちの物真似披露と盛り沢山の対談になりました。

 

(たけなかなおと 俳優・映画監督。1956年生まれ。神奈川県出身。主演も務めた初監督作『無能の人』(91年)がヴェネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞、第34回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。その他の監督作に『119 』(94)、『東京日和 』(97)、『連弾』(01)、『ゾッキ』(20)等。映画『零落』が3月17日より全国公開。)

 

阿川 1995年にこの対談にご登場いただいた回は、伝説になってますよ。

竹中 え?? 何が??

阿川 映画『GONIN』の宣伝を兼ねて出ていただいたのに、私が「ちょっと怖かった」と作品の感想を伝えたら、「いいですよ、映画の話は」って映画の話はほとんどせず、今まで好きだった女の子について1人1人フルネームで説明して下さって(笑)。よく覚えてるなあ、と。

竹中 好きになった人は絶対忘れないでしょ?

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source : 週刊文春 2023年3月23日号