日本の3大会ぶりの優勝で幕を閉じたWBC。関西大学の宮本勝浩名誉教授によれば、その経済効果は約650億円だという。

「大谷翔平ら侍ジャパンの選手たちをスポンサードしている企業もホクホク顔でしょう」(経済部記者)

 例えば、大会期間中、幾度も大谷を起用したCMが流れた「バンテリン」。製造販売元は、愛知県に本社を置く専門商社「興和」だ。

「2020年春、アベノマスクを受注したことで話題となった企業です。総調達費約91億円のうち、同社の受注額は約55億円とトップだった。コロナ禍でもバンテリンを筆頭とした医薬品事業が順調で、昨年3月期の売上高は過去最高の約4600億円でした。今期も好決算が期待されています」(同前)

 化粧品メーカー「コーセー」は大会中、大谷を起用した最高級ブランド「コスメデコルテ」の新CMをスタートさせた。

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source : 週刊文春 2023年4月6日号